「自動車教習所」と「かかりつけ医」と「地域包括ケアシステム」

「認知症のおそれ」

改正道路交通法が本日施行されました。最近は高齢ドライバーの増加に伴い、70歳以上が運転免許証を更新する際に受けなければならない「高齢者講習」の予約が入れにくい状況なんだそうですね。

・運転免許証を更新する際の検査

・「認知症のおそれ」と判定されると

・医師の受診が義務づけられる

・認知症と診断されると免許の停止や取り消し処分
・免許の更新時以外にも一定の交通違反をした場合、臨時検査を受けることも義務化

以上が今回の改正のポイントでしょうか。ここで大変だろうな、、と思うのは「認知症のおそれ」があるよと知らせる自動車教習所、さらに「認知症」であると診断する医師です。つい最近発表されたのが「かかりつけ医向け認知症高齢者の運転免許更新に関する診断書作成の手引き」。「認知症」という病気が未だ解明されていない為、判断は難しいものだと想像します。

ご存知のように高齢ドライバーの事故の話は全国でも頻繁にニュースになっていて、「高齢者には運転させるな」的な声もよく聞きます。車がない=生活が成り立たない、という方もたくさんいらっしゃっるから、なんとも悩ましい問題です。免許を取り上げられて外出をしないことで「引きこもる」ことが認知症を発症する確率を大幅に高くすることも十分考えられます。だからその後のケアまで考えておかないと。

いずれにせよこの改正で「認知症による免許の取り消し処分などの対象」は現在の10倍近くに増える見込みといいますから、車を運転する高齢者ドライバーにとっては我が身にふりかかる関心事ということになりますね。

「地域包括ケアシステム」への積極的な関与を

ここで気になるのは、「認知症」の方に対するサポート体制です。もちろん、高齢ドライバーの方へのサポートも含め、高齢者や認知症の方を地域で支えるための仕組みづくりが急務です。何度も言うようですが、「引きこもりの防止」そして「社会生活への支援」ということです。

今回の改正道路交通法による制度見直しには、かかりつけ医だけではなく、自治体、そして自動車教習所など企業も含めた「地域包括ケアシステム」への積極的関与が不可欠だと考えます。

「脳若事業」に賛同している自動車教習所は現在全国で6社です。開かれた自動車教習所として何ができるのか?それはもしかしたら自動車運転をやめた高齢者への心のケアへ繋げることだったり、認知症予防啓蒙活動だったりすると思うのです。変革の時がどの業界にもやってきているのだと感じます。

最後に千葉県の銚子大洋自動車教習所の取組み事例を是非ご覧ください。

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