2025/11/20 光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン【宇宙レベルの刺激という投資】

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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2025年11月20日号 VOL.767
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わたしは基本、わがままで頑固だと自覚している。仕事を続けていると、気づかないうちに「がんばり続けること」が当たり前になってしまうが、決めたことをやり遂げるためなら多少の犠牲はいとわないタイプだ。

今回も、昨年から決めていたことなので、山積みの仕事(PC)を置き、後ろ髪をひかれながら自分で決めたイベント「還暦登山」を決行してきました。

台風で飛ぶかどうかもわからない状況のなか屋久島に降り立ち、出迎えたのは雨。月に35日雨が降ると言われる島なので、半ばあきらめていました。ところが、登頂のタイミングに合わせるように空が晴れ、奇跡のような青空のもと、宮之浦岳に立つことができました。(最後の400メートルのきつかったこと!)

朝3時半に起き、真っ暗な山道をヘッドライトだけを頼りに登る。小雨は降っているし足取りは重い。ところが、九州最高峰・宮之浦岳に到着すると、目の前に広がるのは雲ひとつない澄んだ青。そこからの縦走路は、言葉にできないほどの絶景の連続でした。

独り占めした平石岩屋、誰もいないウィルソン株、屋久ザルや大きなオス鹿との出会い。そして高塚小屋に泊まった翌朝、縄文杉はまるで祝福するように朝焼けで真っ赤に染まりました。ガイドさんに「こんなにラッキーな人、初めて見た」と言われるほど。

自然から得られる“刺激”は、宇宙規模で心を揺さぶってくるんだ。

縄文杉だけを見に行く観光ツアーでは絶対に味わえない、縦走ならではの喜びと達成感。苦しくて、重くて、しんどいのに、それでももう一度行きたいと思わせる、圧倒的なパワー。これは机に向かっていては絶対に得られない種類の「学び」でした。

しばらく真っ直ぐ歩けないくらい足はガクガクですが(笑)、それさえも心地よい余韻です。

仕事の質を上げるのは努力だけなくスパイスが必要。
時に山に登り、海に出かけ、旅に出て、日常をいったん離れることが必要なんだって、この年になってようやく理解しました。
だってその時間が、戻ってきたときの集中力や創造性を劇的に高めてくれるから。

2日間。

タイム:18時間49分(歩き続けた)
距離:22.6キロメートル
登り:1514メートル
下り:2273メートル

幸せでした。
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