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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2025年10月30日号 VOL.764
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当社はGoogle Workspaceを使っているせいもあって、GeminiやNotebookLMの動きを少しでも追おうとするが、正直、追いつけない。
進化のスピードが速すぎる。
先日、休みの夜に何気なく参加したオンラインセミナーでは、コードを知らなくても、Chromeの拡張機能を自分で作れるという内容だった。GAS(Google Apps Script)を使わなくても、数行の命令で“欲しかった便利ツール”が一瞬でできてしまう。
思わず「すごい時代が来たな」とつぶやいた。しかもアイデア次第だ。講師は今となってはAI専門家といえるのだろうが、実は普通の企業の総務課に努めている方だというから驚きだ。
セミナーに申し込んだおかげで、以降はそのセミナーを企画した会社からAI関連セミナーの案内が次々と届く毎日だ。よくそんなにネタがあるものだと思うが、ニーズはありそうなものばかりだ。
これはまるでWindows98が出た頃を思い出す。あのときも「ITだ!」「インターネットだ!」と世の中が騒ぎ、パソコン教室が次々に立ち上がった。重たいデスクトップを会場に運び込み、50台並べても大きな利益が出た時代。
そして今、AIを語る講師やコンサルタントが同じように引っ張りだこになっている。
だが当時と決定的に違うのは、「AIを使わなくても何とかなる」時代ではないということ。
人が減り、人材が集まらない。だからこそ、AIを使わないと仕事が回らない。もはや選択肢ではなく、生存戦略のひとつといえるのではないかと思うほど危機感がある。
裏を返せば、これほどチャンスに満ちた時代もない。
ただし、AIを使いこなすには条件がある。
それは、仕事を構造的に捉える力――作業を分解し、課題を明文化する力だ。
この部分が曖昧なままでは、どんな高性能AIもただの「会話相手」にしかならない。
結局、人のスキルアップがすべての基盤になる。
考え方の軸を持つこと。自分がどこに向かっているかを理解していること。
「何が足りないのか」を即答できる力。
それが、AIを活かせる人と、振り回される人を分ける。
筋トレのようなものだ。最初は痛くて、成果も見えない。
けれど、地道に続けるうちに“見えない筋肉”が確実についていくのだろう。
このAI時代を生き抜くには、その地味な筋トレを怠らないことだと言えそうだ。
便利さに驚くよりも、自分を鍛えることの方が、きっと長持ちする力になる。
まだまだ私は助走だが、何かにつぶされぬよう、軸はぶらさないようにしたい。
おわり。
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