2026/05/28 光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン【猛暑が来る】

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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2026年05月28日号 VOL.794
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猛暑が来る。気象庁の予報では、今年の夏は記録的だった2023年から2025年に匹敵する暑さになる可能性があるという。今のうちに体のほうを整えておかなければならない。

暑さは体に何をするか。気温が上がると体は皮膚の血管を広げて熱を逃がし、汗をかいて気化熱で冷やす。この働きが追いつかなくなると体温が上昇し、頭痛、めまい、吐き気が出る。さらに進めば意識障害や臓器障害、死に至る。

これが熱中症だ。

問題は、高齢になるとこの調節機能が鈍ることである。汗をかきにくく、喉の渇きも感じにくい。暑さを感じにくいうえに発汗や体温調節機能が低下しているため、抵抗力そのものが落ちている。気づいたときには脱水が進んでいる。

ここで覚えておきたいのが「暑熱順化」という言葉だ。

数日から二週間かけて体を徐々に暑さに慣らしていくと、発汗量が増え、循環機能が改善し、熱中症のリスクが下がる。やり方は三つ。少し汗ばむ運動を一日二十分から三十分、週に四日から五日。夏でも湯にしっかり浸かる入浴。喉が渇く前のこまめな水分と塩分。これだけで体は変わる。冷房は使う。電気代より命が高い。

そして今回特に伝えたいのは、周りに高齢者がいる方への話である。本人は「大丈夫」と言う。「冷房は苦手」「電気代がもったいない」「まだ平気」。その「大丈夫」が一番危ない。だから周囲が声をかける。

声かけは難しく考えなくていい。「水分とってる?」「今日の室温、何度になってる?」「お味噌汁飲んだ?」「冷房つけてる?」。この四つで足りる。離れて暮らしているなら、電話を一本。「暑いけど寝られてる?」と聞くだけで、寝苦しさを我慢していたことに本人も気づく。同居の家族なら、朝に温湿度計を一緒に見る習慣を作る。室温が28度を超えたら冷房を入れる。これをルール化しておく。

近所の独り暮らしのお年寄りには、すれ違ったとき「今日は危ない暑さですね」と一言。それだけで相手は自分の体に注意を向ける。おせっかいでいい。その「おせっかい」とも言える行動が、人の命を救うことがある。

猛暑の夏は黙っていると人が消える季節だ。だからこそ声を出す。「おたがいさま」の声を、今年もしっかり出していこう。

おわり。
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★ウェルビーイング学会 ジャーナル創刊号『Journal of Wellbeing』に執筆者として掲載されました。
https://society-of-wellbeing.jp/journal/
★国際学術誌「Gerontechnology」に研究論文が掲載されました!
https://journal.gerontechnology.org/currentIssueContent.aspx?aid=3618
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