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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2026年06月18日号 VOL.797
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AIに興味ない方には恐縮だが今回もその話。
少し前に、Fable5というモデルが急に使えなくなる騒動があった。私の手元にも影響が出た。仕方なくOpus4.8に切り替えてみたら、今度はこれが妙にミスが多い。おかしいなと思って動画を検索し、解説を見ていたら、「ひとつ下のモデルを使うといい」という助言があった。最新が必ずしも一番よく動くわけではないらしい。なるほど、と思った。
熊本へ向かう新幹線の中で、もう一度モデルを切り替えながら考えた。これまでは好きだったClaude1強だったが、どれを使うか、どこへ乗り換えるかというのは、実はそれほど本質ではないのかもしれない。大事なのは自分の側に、しっかりとした軸を持つことだ。AIの世界ではその軸の塊のことをMDファイルと呼ぶ。要は、自分が何者で、何を大切にし、どう判断するかを、言葉にして手元に置いておくこと。それさえあれば、道具がどう変わっても困らない。
これは人と人との話と同じだ。
先日、社員とのやり取りで笑い話になったことがある。「これ、お互いのAIで相談しながら会話してるよね」と。人間はよく知らないまま、「そうらしいですよ」とAI同士が会話してるってのが滑稽だった。課題に対しこちらも添削をさせて相手に返している。
笑える。
間に挟まる道具が高性能になるほど、自分の軸がないと、誰の言葉なのかが分からなくなる。
AIエージェントを作るというのも一般的になりつつある。ただ、人間だって、上司がしっかり管理できなければ部下は動かないのは常で、AIも同じだ。任せきりにしてうまく動くはずがない。判断するのは結局こちらだ。
私はAIの研究者でも開発者でもない。だから新しいモデルが出るたびに、どれが優秀かを論評する立場にもない。できるのは、自分の生き方や方針を言葉にして発信し、それで何を選ぶかを決めることだけだ。安全に気を配り、自分なりの決まりを整え、使ってみる。しかし使えないと、本当に困る時代になってしまった。
しかも向こうは寝なくていいが、こちらは寝ないと倒れるしね・・・。
歳を重ねた頭は、機械の出してくる答えを追いかけるだけでも疲れる。だから時間をかけて、自分の知識を渡し、こちらの脳と合わせていく。若くはないから、ぱっぱとはできない。それでもやる。
今日も人に会って、交渉をする。
結局、一番難しいのはここだ。新しい道具の設定より、人とのやり取りの方がずっと骨が折れるし難易度は高いよね。
おわり。
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★ウェルビーイング学会 ジャーナル創刊号『Journal of Wellbeing』に執筆者として掲載されました。
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