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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2026年07月16日号 VOL.801
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今回は睡眠の質について考える。
例えば日付が変わってから布団に入る日が続いたとする。
朝はいつも通りに起きるから、日中のパフォーマンスは落ちる。
若い時はそれでも昼間は動けてしまうから、まあいいかと思うわけだ。
それが年と共に、どこかで疲れが抜けきらなくなる。
しかし、長く眠ればいいという話でもないな、という実感がぼんやりあって、
それならと、睡眠の論文をいくつか読んでみた。
付け焼き刃の勉強だけれど、面白かった。
眠りの質は最初の90分でほとんど決まる。
眠りに落ちてすぐ訪れる深い眠りをどれだけ深く取れるかが、翌朝のすっきり感にも、疲れの回復にも、免疫にも直結している。
だらだらと長く寝るより、この最初の谷を深くするほうが大事。
やることは案外地味だ。週末も平日と同じ時間に起きる。
起きたらまず窓を開けて光を浴びる。
眠気を誘うホルモンは、朝の光を浴びた十四から十六時間後に出てくるという。
夜よく眠るための仕掛けは、朝に仕込まれているわけだ。
それから、お風呂は寝る九十分前に済ませる。
人は体の中心の温度が下がるときに眠くなるから、湯船で一度上げておくと、ちょうど下がりきる頃に布団へ入れる。
部屋は少し涼しいくらいがいい。
疲れていれば眠れる、という単純な話ではない。
光と、体温と、時間。
淡々とした条件がそろって、はじめて深く眠れる。
考えてみれば、眠りは何もしていない時間ではない。
その最初の谷で、脳は昼のあいだの記憶を片づけ、体は明日の分を仕込んでいる。
休むことは、次に動くための仕事なのだ。
歳を重ねるほど、この仕込みの時間を軽んじてはいけない。
我々は起きて動いている時間ばかりを認識しがちだ。(何時間働いたか、何をこなしたか)
けれど本当に効いているのは、眠っているあいだに静かに進んでいることのほうだ。
削っていいものと、削ってはいけないものがある。
削ってはいけないほうを削ると、元気で長生きに影響するのだろう。
今夜は、いつもより早くお風呂に入ろうと思う。
おわり。
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★ウェルビーイング学会 ジャーナル創刊号『Journal of Wellbeing』に執筆者として掲載されました。
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★国際学術誌「Gerontechnology」に研究論文が掲載されました!
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