2025/09/04 光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン【泊まれる図書館】

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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2025年09月04日号 VOL.756
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今日は本と古民家と温泉の週末旅から見えた未来の観光について。

週末、前から気になっていた「泊まれる図書館 暁」に泊まった。
120年の古民家を舞台にした宿で、70人の本好きが「一生手元に置いておきたい一冊」をエピソード付きで木箱に収めている。本を手に取り、静かな温泉街でゆったり過ごす時間は特別なものだった。

食事付きで予約したが、お米の美味しさには思わず涙が出るほど感動した。ホームページのデザインも秀逸で、利用シーンごとに物語風の動画が用意されている。温泉タオルには可愛らしいキャラクターが描かれていて、思わず大事にしたくなる。映画イベントも開かれていて、古びた温泉街を新しい文化で盛り上げようという意気込みが伝わってきた。外国人がこうした唯一無二の価値に惹かれ、世界中から訪れる理由もよくわかる。

他地域の事例↓

大分・由布院:古民家を改装した宿やカフェ、アートイベントが観光地全体を洗練させ、国際的に知られる存在へと成長。

徳島・神山町:築古の家屋を再生し、移住者がデザインオフィスやカフェを開業。里山に新しい文化を芽吹かせている。

長野・奈川:古民家を宿に蘇らせ、地元食材体験を組み合わせることで都市部から顧客を呼び込み、里山暮らしに触れるきっかけをつくっている。

成功のポイントは?

(強いコンセプト)
本、デザイン、アートなどテーマが明確であること。

(地域との結びつき)
食やイベントを組み込み、リピーターを生み出す仕掛け。

(世界観の徹底)
宿だけでなくWebやグッズも含め、統一されたデザインと物語を提供。

観光は「観る旅」から「物語に浸る旅」へと変わってきた。「泊まれる図書館 暁」のような場が各地に広がることが、地方の観光を支える大きな力になるはずだ。
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