2025/12/11 光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン【気付いたら失われているもの】

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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2025年12月11日号 VOL.770
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お恥ずかしい話ですが、最近は「寝に帰るだけ」の生活が続き、毎晩、自転車置き場の横の暗がりを素通りしていました。休日くらいは風でも感じようと、久しぶりにチャリに乗ろうとしたら――ない。どこを探しても、ない。盗難? いや、そんな高価なものでもない。

知り合いに聞くと、一言。
「管理会社が放置自転車を撤去することあるよ。張り紙、なかった?」

……知らなかった。
還暦登山で屋久島を歩き、熊野古道を踏破し、高野三山まで制覇したのに、まさか“マンション管理会社”に敗北するとは。(管理会社の撤去は多くの場合正当らしい)
自然の脅威には勝てても、管理ルールには気づかないとは情けない話です。

思い返せば、あのビッグイベントの後、運動はゼロ。ヨガもさぼりっぱなし。自転車だけでなく、筋力や柔軟性といった大切なものまで、静かに離れていっている気がしてなりません。

今回の“チャリ消失事件”で痛感したのは、忙しさに流されて放置しているものは、ある日ふと失われるということ。物も、体力も、習慣も、気持ちの余裕も。

介護予防の現場でも、似た光景を見ます。
「少し休むつもりが何ヶ月も経った」
「久しぶりに参加したら、体が重くて驚いた」
人は意識しないと、大事なものをそっと置き去りにしてしまうのです。

だからこそ、張り紙でも、声かけでも、SNSでも、日常の中に“小さな気づき”をくれる仕組みが必要です。生活の点検灯のようなものです。

自転車は残念ながら行方知れずですが、この出来事のおかげでヨガマットを引っ張り出しました。
……まだ広げてはいませんが、これでも一歩前進です。

年末に向けて、大切なものが「気づいたら失われていた」にならないように!

最後は健康な残り時間が予定より早く失われていることに気付くかもしれない。
チャリは戻らなくても、それだけは嫌だ。

おわり。
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