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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2025年12月18日号 VOL.771
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先日、とあるイベントで、高齢者と学生のコラボレーション企画を行った。
舞台は、介護予防のために高齢者が毎週通ってくる「通いの場」である。
毎週実施されるがゆえに、どうしても内容はマンネリ化する。代表者も高年齢化し課題は深刻だ。
そこで今回は、デザイン系の学校に通う学生たちにボランティア募集した。興味があるという子が協力し、クリスマスグッズの工作を企画してもらったわけだ。作り方は、挨拶付きの動画に編集し、高齢者にも分かりやすい構成を学生に考えてもらった。
ただ、この通いの場は平日の昼間に開催だ。
学生たちは学校で参加できない。
そこで力を貸してくれたのが、自由なカリキュラムで学ぶ、特色ある小中学生が通う学校の子どもたちだった。
当日は中学生11人が参加し、そのうち2人がMCを担当した。
事前に動画を確認し、高齢者対応についてもレクチャーした。
無理に手を出さないこと、声のトーン、待つことの大切さ。
動画を再生し、止めて説明し、進捗を確認し、また前を向いてもらう。
その繰り返しである。
初めてのMCに緊張しながらも、
「あと何分で説明に入っていいですか?」
と耳元で確認してくる姿が印象的だった。
こちらからも
「12時までにここまで進めて、最後はまとめに入ろう」
と指示を出し、現場で細かく連携しながら進めた。
会場は大いに盛り上がり、高齢者の皆さんも終始笑顔だった。
そして何より、中学生たちにとっては、確実に“成長した一日”だったと思う。
ここで、ふと自分の子育て時代を思い出した。
当時は若くて元気だったが、正直、教え方はあまり上手ではなかったと思う。
今振り返ると、余裕がなかったのだろう。
ところが今、こうして子どもたちと関わると、
どうすれば相手が理解し、どうすれば自信を持てるかが自然と見える。
孫感覚なのかもしれないし、
いろいろな経験を積んだからこそ、待てるようになったのかもしれない。
人を育てる力は、若さだけでは足りない。
経験を重ねた今だからこそ、できる関わり方がある。
そのことを、今回の現場で改めて実感した。
世代を超えて関わることは、
支える側も、支えられる側も、そして未来を担う子どもたちも、
それぞれが自分の役割を見つけ、前に進むきっかけになる。
そんな時間だった。
おわり。
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