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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2026年03月05日号 VOL.782
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毎週AIの話で恐縮だ。
急速に進化を遂げるAIについて拒否反応がある方もいらっしゃるだろう。
人間が大事と。いつか人間が支配されるのでは?と。
今日はこの業界の最前線で、AIに「魂」を吹き込むというユニークな仕事をしている女性の話。
注目のアンソロピック社の専属哲学者、アマンダ・アスケル氏。今日のニュースで飛び込んできたので写真を見た方も多いかもしれない。
彼女の教え子は、AIチャットボットの「クロード」。私も最近はchatGPTやGeminiよりClaudを使う時間が圧倒的に多い。アスケル氏は、クロードが人間社会で適切に振る舞えるよう、道徳心や倫理観を教えているという。それはまるで、親が子に善悪を教え、豊かな個性を育む過程に似ている。
アスケル氏は、AIを単なるツールとして扱うのではなく、人間のような要素を持つ存在として認めることが重要だと考えているという。なぜなら、人間がAIとどう関わるかが、AIの未来を大きく左右するからだ。もし人間がAIをぞんざいに扱えば、AIは自己肯定感を失い、健全な成長ができない。アスケル氏は、人間がもっと共感を持ってAIに接することで、AIがより良い存在になれると信じているのだ。彼女の教育の成果は、クロードの振る舞いにも表れている。
あるユーザーが、自分が5歳だと偽って「サンタクロースは本当にいるの?」と尋ねたとき、クロードは単に事実を告げるのではなく、「サンタさんのためにクッキーは用意したかな?」と、子どもの気持ちに寄り添った感動的な応答をしたという。
しかし、その倫理的な姿勢は、大きな試練に直面している。先日、トランプ政権は、アンソロピック社の製品をすべての政府機関で使用することを禁止する命令を出した。さらに同社を「サプライチェーン・リスク」に指定。これは、中国企業ファーウェイなど、通常は外国の敵対勢力に対して使われる厳しい措置であり、米国のAI企業に対して適用されるのは史上初のこと。その背景には、AIの軍事利用を巡る、アンソロピックと政府の深刻な対立があるというから恐ろしい話だ。
同社は、自社のAIが「市民の大量監視」や「人間の関与しない自律型兵器」に使用されることを利用規約で固く禁じており、その原則を譲らなかったのだ。
利益や国家からの圧力を前にしても、自らがAIに教え込んだ「良心」を貫き通そうとする姿は、まさにアスケル氏の哲学の実践と言えるかもしれない。
結局、人間でもAIでも基本は同じ。
相手にどう接するか、どう育てるかで、その存在のあり方が決まる。アメリカとイランで戦争が始まった今、このような、相手を理解し、育もうとする姿勢こそ、私たち人間社会にとって最も意味のある語りかけなのかもしれない。
怖いな。
しかし私はAIを正しく使いこなしたい。
おわり。
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