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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2026年03月19日号 VOL.784
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先日、久しぶりに友人の新しい車に乗せてもらった。バックをしようとしたとき、モニターに映し出された映像に思わず声が出た。解像度が驚くほど鮮明で、まるで目の前で見ているかのようだった。車線をはみ出しそうになればハンドルがぐっと戻り、前の車に近づきすぎれば自動でブレーキがかかる。
いつの間にか、車が人間の代わりに気を配る時代になっていた。
交通事故の原因の約94%は、ドライバーのヒューマンエラーだという調査がある。米国運輸省が発表したデータだ。脇見、漫然運転、ブレーキとアクセルの踏み間違い。事故のほとんどは、人間が引き起こしている。大きな事故はしていないが20年乗ったカローラ、10年乗ったデミオ、何回か擦った思い出がある。
日本の交通事故死者数は、1970年の16,765人をピークに減少を続け、2024年には2,663人にまで下がった。技術の進歩と法整備の積み重ねが、確実に命を救ってきた歴史だ。だが、その2,663人のうち56.8%が65歳以上の高齢者であるという現実は重い。高齢化が進む日本で、この数字はこれからも問われ続ける。
そこに、自動運転という答えの候補が現れた。
ある調査によると、走行距離100万マイルあたりの負傷事故件数は、人間の運転手が4.26件であるのに対し、自動運転タクシーは0.79件と、81%もの減少を示している。走行実績は4,400万マイル以上に及ぶそうだ。遠く離れたよその国の話かと思っていたが、着実に近づいてきているのか。
国土交通省の試算では、自動運転車同士であれば死傷事故を89.5%削減できるという。
そんなに安全なの!?
数字だけ見れば、機械のほうがはるかに安全だ。
先日、ニュースが飛び込んできた。ウーバーとエヌビディアが手を組み、自動運転タクシーを2027年にロサンゼルスとサンフランシスコで走らせ、2028年までに世界28都市へ広げる計画を発表した。最終的には完全無人運転の「レベル4」を目指すという。東京でも、海外企業が日本交通と提携し2025年から都心での地図作成とデータ収集を始めている。日本でも2027年に都内全域でロボタクシー事業の推進が計画されており、国の目標も当初より3年前倒しで、2027年度までに全国100カ所以上への展開を目指しているそうだ。
私が生きている間に、人が運転しない時代があたり前に来るのだろうか。
おそらく、来る。ただし、一気にではない。都市から始まり、少しずつ広がる。免許証が不要になる日がいつかは来るかもしれないが、それよりも先に「免許を返納しても移動できる社会」が整っていくのではないかと思う。高齢者が車を手放せない理由の多くは、移動手段がないからだ。ロボタクシーはその問題を静かに解いていく可能性を持っている。
技術が命を守る。その未来を、できれば長く見ていたいと思う。
おわり。
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