脳若の独自スケールNoAH(ノア)が進化しました【学会発表予定】

100点満点の9種類、13の質問で「脳若チャレンジ!」

認知機能のテストって、やらされると、嫌ですよね。「脳若ケア」には「脳若チャレンジ」と呼ぶ、認知機能を測定・記録するためのツールが備わっています。あえて「脳若チャレンジ」と題して、必要なことは把握しながらも取り組みやすくを念頭に置いて開発したのがこの脳若階層的評価(Nouwaka Assessment on Hierarchy:NoAH[ノア])です。 iPadの特性を活かし、誰でも簡単に認知機能を測定できることを目指しています。将来的には生活機能のチェックなども把握していきたいと考えています。
測定した結果は、トレーニング結果とともに利用者ごとに記録。
この機能により、長期的に利用者の変化を捉える事が可能なります。 NoAHは100点満点の9種類、13の質問からなり、見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などを項目ごとにみていくものです。
80点以上で正常と判断、30点未満では高度な知能低下、60点未満では中等度の知能低下と診断します。

脳若チャレンジを行っているイメージ。基本的には画面を操作するのは検査者とし、被験者に口頭で質問しながら進めていきますが、 問題によっては被検者が操作する必要がある。

脳若チャレンジを行っているイメージ。基本的には画面を操作するのは検査者。被験者に口頭で質問しながら進めていくが、問題によっては被検者が操作する。

これについては今年の秋、学会の発表を予定していますが、MMSEと相関があるということで実証実験も終わり、特にMCI(軽度認知障害)が疑われる方々にとって詳細に検証できるよう設計しています。
わかりやすく言うと、長谷川式やMMSEで満点に近い方々の詳細を分析できる、という事です。(自治体様の予防講座で長谷川式を行ったら、ほとんどの方が満点に近いということは、ざらにあります)

さらに今回、ランダム化を実装しました。

待望の「問題のランダム化」を実現

これは最初の「即時想起」、「遅延再生」画面です。決まったロジックでランダムに問題が表示されるようになりました。

さらに、赤い球が動く「知覚」の問題も微妙に毎回数が違っていますし、モノの名前も「野菜」「動物」「花」「果物」「魚」「虫」「果物」のなかから質問されます。意外と10個出すって難しいんですよね。
虫の名前、10個言えます?

図形把握も同じくランダム。私、こういうの苦手なのでちょっと考えちゃいます。計算問題も結構難しくて、焦ると間違う・・・。

採点は1分以内に完了

13個の設問のうち、この2問の問題だけは検査者が採点します。あとは自動採点ですのですぐ採点は終わり。採点したらそのPDFを設定している(事務所、自宅、家族など)メールアドレスへ送信しておきましょう。

結果はこんな感じに一枚で印刷できる。このほかにプログラム履歴のログもメール送信可。

最新の結果はこんな感じに一枚で印刷できる。このほかにプログラム履歴のログもメール送信可。

高頻度で繰り返しても回答を覚えてしまうということが無い

やはり定期的に繰り返しこのチャレンジ、やりたいというニーズがあります。ちょっとしたトレーニングにもなります。私はしばらく毎日やってみようかなと思ってますよ~。色んなシーンで使えると思います。

脳若チャレンジの操作動画はこちらですので是非ゆっくりとご覧ください。
<脳若チャレンジ>