脳若は人材育成に最適。小規模多機能型居宅介護施設「ファボール鴇」さん訪問

ファボール鴇 コミュニケータインタビュー

ファボール鴇 コミュニケータ 勝又広志さん

週4回開催していますが、とにかく反応が良いですね。
ご利用者向けの講座ではほとんどの方が認知症(軽度~重度)の方々です。難しいと思っていたのですが、そうではなかったんです。
当施設では地域の一般高齢者様向けに、介護保険を使わない『脳活ガーデンカフェ』も実施しています。介護保険外のお元気な方と比べてもこの利用者の方々は大差ないように思えた事は意外でした。

要介護をもっているから・・・・というのは誤解だったんですね。

今まで僕らが行っていたような介護保険のプログラムだとどうしても飽きがくる。
『脳若』は常に新しいものが出てくるので刺激があるんです。
回想法に関してはコミュニケータの方が教えてもらう事ばかり。
認知症の方がいらっしゃるのを感じないほど、ケアする側の見方が変わったと思います。
思い込みでやっていた部分があると気付きました。
新しい視点でご利用者様が見えてきて、発見できたというのが正直な感想です。

ケアのスキルに関しては、全体を考える力がでてきたと思います。
代表の中山は、「接遇をより意識する事」を常日頃から言っております。
『脳若トレーニング』の構成を考えながら同時に「コミュニケーション」をどうとろうかと考えますので、自然と立ち居振る舞いまでを意識するようになったんです。

朝一番で『脳若トレーニング』を開催し夕方お帰りになるときに、もう一度「今日の言葉は?」ってお聞きするようにしています。そうすると、「あ~何か決めてたなぁ」と思い出していただくだけでも刺激になるんですよ。
細かいところですが、日々その積み重ねですね。
脳若はそのきっかけ作りに本当に役に立っています。

地域のお元気な方向けの講座もすごくうけが良いです。

一度来てもらいさえすれば、次に繋げられる!という意気込みでスタッフ一同頑張っています。ボランティアの方をスカウトしたりもしているんですよ。

トレーニングを自由に組み立てる事が出来るので、代表の中山とも相談しながら大きく2パターンにわけてレッスンを作成し独自メニューで保存しています。

1つは「生活・娯楽」パターン。
これは笑って楽しめるようなカリキュラム

もう一つは「文化・教養」パターン。
少しインテリっぽい感じです。男性や歴史や地理の好きな方にはこちらを楽しんでもらいます。
そのクラスの雰囲気にあわせて、うまく組み合わせをしている感じです。

『脳若』をいれて、施設全体がより活気づいた感じがしています。