「レジリエンスメソッド」とは何か?ビジネスとしての【脳若】の行方

医療も介護も予防も

ある医療法人様とお話する機会がありました。

これまで、長きにわたり「思い」をもって地域とも接触してきた。地域住民にひらけた場所の確保・運営をこれまで通り行っていくが、世の中は確実に変わってきている。
社会福祉法人を立ち上げ、医療・介護を包括する理想的な形をとってこられているが、予防の部分ではどうなのか?という私の問いに、介護予防の部分では当然自治体との連携は必須だが、つまるところ「保険外事業」であるという見解。

地域にもっと足を踏み入れ、地域貢献をという真摯な姿勢とボランティアだけではやれない、という強い意志を感じました。

「脳若」の事業者

「脳若」のご契約者の業種は多種多様で、上記のような医療法人・社会福祉法人だけではなくシニア向けパソコン教室などのIT関連業者、自動車学校など様々な法人がそれぞれの地域で「脳若トレーニング」を展開している。(現在、全国43都道府県でご契約がある)

「地元でこれまで長きにわたり事業を存続させてきた。地域に恩返しをしたい」

という思いは、ほぼご契約者様共通にあるのは間違えない。プラスアルファ、これから確実に伸びてくる新規ビジネスである、という認識がセットだ。

脳若の契約、決め手は?

「御社の情報はここ数年、ずっとみてきました」

といった方の声をよく聞きます。
検討し始めてから5年で契約に至った、というところもある。

決め手は、

「世の中がそうなってきたから」

これは私自身もそう思います。あふれる情報の中でどうしたら自分の命を元気で生き長らえさせるか?を真剣に考える人たちが増えてきている。流行りの100年ライフだ。

数年前、町にスポーツクラブがオープンした時、シニアの方々からは「運動するのになぜお金を払うの?」という声を多く聞いた。それが今、科学的な理論に従って自分の生活をより良くしたいという意識が高くなり、そこに投資するのが当たり前になってきのだ。

さらに、「認知症予防?自分にはまだ関係ないよ」

と一蹴していたものが、少しずつ変化してきている。運動しないと健康を害する、という考えが浸透してきたみたいに。

「脳トレ」ではない!

そこで、サービスの価値を認めていただき、自分に必要なことだと思ってくれたなら対価を払ってでも受けたいサービスとなるわけですが、それがただのゲームやパズル・計算のいわゆる一般的に言われている「脳トレ」・・・・??

ちょっとちがうと思う。
読み書き計算は当然大事ですが、私がやりたいのはそれだけじゃない。
だから、

『認知症予防に脳トレする』

この固定観念をはずしてもらいたいのです。

コミュニケーションが重視である、というのは「脳若」の特徴の一つですが、「行動の変容」を大きな目的としているということ、さらに「自分ごと」としてとらえたとき、「レジリエンス」(しなやかさ)を意識して、真に自立した生活を送ることを提案する。

誰かの為に役に立とう、という姿勢を自然に促す。
(それは仕事かもしれないし、ボランティアかもしれない)

そんなのって、めんどくさいですか?きれいごとかな・・・。

・相手のことを思う
・相手によりそう
・相手にゆだねる

私はこれを真剣にいつも考えています。これは世の中の為に役に立つことだからと恥ずかしげもなく言っちゃいます。

以上のようなことを「レジリエンスメソッド」として本にしました。
まだまだアプリの開発の方はただの「脳トレ」の域を出ていません。(開発はギリギリでいつも目いっぱい!)
でも、「レジリエンスメソッド」の考え方は以上のようなことです。

是非、手に取ってご覧ください。

日経BP社「脳若」本はこちらから