18/1/4 光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン【コンピュータになくて人間にあるもの】

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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2018年1月4日号 VOL.361 購読者:2333名
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コンピュータになくて人間にあるものは何か?

将棋の羽生さんが
「AIと人間の違い」について言っていることなんですが、

恐怖心

なんだそうです。
「恐怖心が美意識をも生んでいる」とも仰っていて

勝負の世界も
勝ち負けの結果だけにこだわるのでなく

美しく勝つ、美しく負ける

人はそういうところまで考えている(感じる)らしい。

最近よく聞く神経経済学や行動経済学では
人は必ずしも「利害だけで動かない」事がわかってきました。

AIが損得をパパっと計算して、
こうすれば得をする(勝つ)ことがわかっているのに、
人間はあえてそこから離れた行動をする。
そんなことが学問的にわかりつつあるというのは面白い話です。

将棋だって、AIの通りに完璧に戦うことができる人が勝つなら
面白くもなんともないですが、

ある種、フロー状態で戦い、
プロセスを「美しい」として
愛でる、という楽しみ方を人間は知っています。

100パーセント無駄のない動きより
失敗したり回り道してぎこちないから
味がでたり、偶然や必然が起こるんだけど
その面白さはAIには理解できないわけです。

人生100年。

たとえば死ぬ時までにどんな仕事をしたとか、
年収トータルがいくらで、財産がどのくらい残ったとか、
評価の仕方は色々ありますが、

AIには

あんたの人生、
3勝2敗で負けやったとか

言われる筋合いないわけで
そこはやっぱり自分の葬式で誰かが言う
弔辞の言葉あたりで評価されるんでしょうね。

人生の決算書は数字ではないということで

やはり

プロセスの方が断然おもしろい。

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