1回のセミナーで新規顧客7名!女性1人で立派にスモールビジネス

個人事業主で立ち上げ

今日は兵庫県三木市のパソコン教室パソノワの大礼有里さんをご紹介します。

一年前、「パソコン教室を年明けに開業する、すぐに契約したい」と連絡がありバタバタと認定までご支援したことが昨日のようです。導入のきっかけをお聞きしました。

「ホームページをみてピンときた、説明会で実際にお会いしたらすぐやりたい!って思いました」

まだお会いする前、今になって言うんですが実は、この勢いで突っ走って大丈夫かな・・・と心配したんです。
私も2003年から地域密着のスモールビジネスから始めていますが、彼女は「箱」から準備しています。備品なども合わせたら結構な投資です。

でも初めてお会いして、第一印象で「あ、この方、出来るんだな」と感じました。それは「仕事」、ということもですが、「人あたり」という観点でも。しかしよくよく事情を聞いてみるとパソコン教室の運営はこれまでも経験されていて第2ステップとして自分の城をお持ちになったということでした。(納得!)

今回、実際にお伺いして二日間一緒に過ごしたんですが「なるほど、これはいけるわ」と確信しました。人を惹きつける魅力があります。今日はその彼女をご紹介しますね。

教室立ち上げから1年。次のステップへ!

教室の立地は都会ではないですが駅すぐの好立地だといえます。1階に薬局なんかがはいってて、その2階。階段あがってすぐ右手で、奥ではない。実際に行ってみたら空気の流れ(気の流れ)は良かったです。(鑑定士か!?)でもこれって大事で、その感覚、実は必要だと思うんですね。だって、「ここに通いたい」っていう気持ちは色んなたくさんの要素が集まってその言葉が出るんですもの。絶対に大事なんです。食事やさんでも、あるでしょ?な~んか知らないうちに結局ここに来るんだよねっていう、あれです。

志染駅(しじみえき)降りてすぐのビルの2階です

1階は薬局です。受付にも今回の講演会のチラシが置いてある。

教室はほとんど自分で改装されたそうです。棚とか備品も手作り。センスあり!

教室スタートから11カ月、定期会員は40名強までこぎつけた。(客単価は平均で8,000円~)女性一人での立ち上げなので、地元商工会や色んな人脈で補助金含め協力してくれるという体制を整えられてきています。同じくスモールビジネスを立ち上げている雑貨屋さんや食事やさんとの人間関係もバッチリ構築されています。

脳若の他に今、流行の子供プログラミング教室も最近スタート、盛況だそうです。シニアも子供も集まるコミュニティに成長し始めました。

体制を整えたうえで講演会開催、大成功!

今回の講演会の準備は随分と走り回られたようです。
地元三木市の社会福祉協議会からの協賛を得て、昨年掲載された女性自身「人間シリーズ」のトップページもチラシにちょこっと入れて、一気に集客に走ります。色んな所に置いてもらった。生徒様も随分協力していただいたようです。口コミが最も強力ですよね。

基本チラシをアレンジ

講演会の直前、電話で「新聞、テレビに声かけてください」とお願いし、バタバタとマスコミ各社に連絡していただきましたら、運よく取材となりました。あと議員さんなんかもこういうのは絶対チェックしておいでになられますね。とにかく広報関係も大成功でした。

ケーブルテレビ

翌日の神戸新聞に大きく取り上げられました

議員さんも情報をみて駆け付けられ、自らも情報発信へ繋げる

今回、特筆すべきなのは、講演会でのパソノワさんの脳若受講生の活躍です。意味わかりますか?!(^^♪運営側のスタッフにまわっている、ということなんです。ここまで持っていくのにどれくらいの人間関係構築が必要か、想像できると思います。
2時間強の講演の中で脳若トレーニングの体験を行うのですが、その時にしっかりと日頃のトレーニングを生かし、初めて経験される受講生のサポートをされるんです。講演スタートの2時間も前から待機し、はりきって準備された男性の生徒様もいらっしゃって、

・役目がある
・人の為に何か行動する
・必要とされる

ということの重要さは、この時の受講生のイキイキとした表情を拝見しますと、おのずと証明されるものだと思います。サポートしてくださった方々は、この経験がとても自信になったということでした。最初は慣れないから大丈夫かな、って顔をされていた方もとても楽しんで参加されたそうです。顔を見てたらわかりますね。

この写真で立ってサポートされている方々がパソノワの脳若受講生。

この取り組みは、本当は国(自治体)がやらなくてはならないような事なんですけどね。主催は個人事業主のパソノワさんです。当然、ビジネスに繋げなくては立ち行きませんので入会案内をするわけですが、なんと今回、38名の参加者のうち、11名が体験講座にお申し込みがあったのです。

折込チラシの効果は0.01%。大切なことは?

現在の時点で、11名の体験講座のうち、7名の方が入会。とても小さな成果と思われるかもしれません。しかしスモールビジネスではこの一連の流れ、大成功なのです。新規も獲得できたし、現在の受講生も満足していただけた。

今、折込チラシの反響目安は、0.01%程度と言われています。

私も経験があるのですが、パソコン教室で新規顧客を「1名獲得するのに約2万円かかる」という感覚です。

今回のセミナーで7名の新規顧客獲得は非常に効率が良かったですし、自治体含め、地域住民への存在感アピールという観点でも大成功だったといえます。

大礼さん曰く、

あの小さな教室に足を運んでいただくことがどんなに大変か!でも、一度扉を開いていただけさえしたら、入会に繋げていく自信はあります!(笑)

これって、どういうことかというと、

お客様は「蓄積していく」もの・「育てていく」もの

であるということなんです。入会していただいたら、続けて通っていただかなければなりません。入り口まで来ていただいても、継続して通っていただかなければ初期投資は水の泡です。しかも、その継続するお客様は新たなお客様を連れてきてくれるんです。

改めて、商売ってこういうことなんだなって思いました。
暖かくなったら、「お花見」や「脳若ランチ」などの交流会イベントや旅行も予定されています。生徒様が先生になって「編み物教室」なんかもイベントで行っておられ、シニアと子供のコラボも企画されることでしょう。

そうです、理想的なコミュニティスペースを作っておられるのです!

1人でも始められる。そこは私も経験してきた事なので共感できますし、継続していくのに何が必要なのかもわかる。当然難しさも痛感してきました。

ファンつくり。

タイミングも運もあるけど「商売」の基本だと思います。

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★2月のセミナー
2月17日(東京)2月18日(大阪)
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