「地域づくり」の正解は?【試される地域】

 脳若トレーニングは全国90以上の市町村で実績のある介護予防トレーニング。自治体に関しては8年前からこれやってきました。国は地域包括ケアシステムなるものを提示、総合事業というものが始まり、これからは行政だけでなく企業も地域づくりが必要となると痛感して様々なツールを開発してきました。机上の論ではなく、現場にたちながら開発したツールです。

今、地域支援事業が拡充され、地域の実情にあった仕組みづくりを強化していかなければならないという中、地域マネジメントを進めるための協議の「場」、協議のための情報提供、取組の評価のための指標など地域マネジメントを進める具体的なツールの導入が進んでいます。

地域包括ケアシステムは、「自助・互助・共助・公助」のバランスで支えられるべきものであり、介護保険制度は、そのうちの共助部分。全体の一部であることを認識すると同時に、今後は魅力あるサービスを開発して保険外でやっていかなくては立ち行かない。

「地域の実情に合った」っていうけど、それはまた様々あって、例えば、

・古くからある自治区と新興住宅地
・完全に取り残されてる山奥
・一人暮らしの高齢者がやたら多い地区 等々・・・

しかも同じ行政区の中でもまた天と地くらい差がある。

ある行政から、

作成してくれた提案書がそのまま評価指標にバッチリあってるので、そのまま使えましたよ!(例のインセンティブの話ですね)

と言われまして、当たり前のことを当たり前にやってるのに感謝されたのですが、このことで、向かってる方向は間違えないし、結局、ゴールは一緒なんだと確信しました。

ヒアリングして、提案をする。

計画して実行し、評価し、改善する。

企業でもやってるPDCAサイクルを回すという事です。
仕組みはシンプル、そのためのツールが絶対必要。

あとは丁寧にやること。

これが「地域づくりの」だと思います。もちろん、自治体向けの提案だけの話をしているのではありません。BtoBも同じです。すべてにつながる、肝の話です。

おわり