脳若の教材数が「千」になって思うこと~これからの介護予防事業とは

脳若クラウド(千個の教材)

脳若の教材はクラウドから自由にダウンロードできる仕組みになっており、ライセンスを持っている事業者様は講座の構成を自由にカスタマイズできるというところが特徴です。一般高齢者から予防講座、要支援、要介護2までの方を対象に約1,000個ある教材を使って様々な「集いの場所」で運営が可能です。

昨年度までは、毎月毎月、BB体操(脳と身体を同時につかう体操)、コミュニケーションゲームや回想法、音読などの種類をどんどん配信し、お客様が飽きないようにプログラムをただひたすら、増やしてきました。ただ、1,000個もあると新規のライセンス先様もどれを選んだらいいか迷ってしまいますし、既存のライセンス先様も(サムライトのスタッフさえも)テッパンばかり使ってしまう、という事にもなりかねないので、教材については数を増やすのではなく、幅を広げるという施策に切り替えました。具体的に言うと、「評価の仕組み」や「紙のプリント」です。

運動・口腔・栄養・評価さらに「人材育成」

さらに、脳と身体を使った「運動プログラム」「口腔体操」「栄養」「レジリエンス」といった分野。介護予防の総合的なプログラムが揃ってきたという事になります。

これらについては評価プログラムを用意し、見える形で受講生にフィードバックできるようにしました。

さらに、なんといっても脳若の特徴、「人を育てる」仕組みがあるということ。これについては秋以降、新しい仕組みを試行していくつもりです。ニーズがあるとはっきりわかるから。

鹿児島県錦江町の脳若プロジェクト

錦江町の取組は目を見張るものがあります。この脳若トレーニングという人材育成の仕組みをしっかりと使いこなしている。町で人を育成し、活躍の場を増やしているのです。

勉強会を開催し、人材育成の後、評価事業へ。

町の中学校跡地でもサロンが開催されている。

脳若の教材は、まだまだこれから精査し、肉付けしていく必要がありますが、勉強会を開催し、専門職から地域住民を担い手にするツールがこれだけ幅広く揃ってきたのです。これからの介護予防は育成の仕組みが必須です。人材育成の内容は、ほぼそろったという感じ。あとはライセンス先様と協力して進めていくだけです。

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