地域包括ケアシステムにおける「薬局」の役割~脳若活用はコミュニケーション重視だから地域づくりに使える~

「門前」から「かかりつけ」そして「地域へ」!

地域包括ケアシステムにおける薬剤師の役割として、まずは「かかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師として適切な薬物や薬物治療を提供する」ことが挙げられています。

厚労省のこの資料を見ると、確かに今までの薬局って個々の病院の近くの門前薬局にふつうに取りに行くというやり方から、「お薬もらうのはこの薬局」って決めている人、多くなってきていますよね。住まい中心になってる

2018年厚労省の資料。医薬・生活衛生局総務課、勝山氏のセミナー資料から。

「門前」から「かかりつけ」そして「地域へ」!ということで、地域住民による主体的な健康の維持・増進を積極的に支援することも薬剤師に求められているのです。
2016年から始まっている「健康サポート薬局」の届け出のことですね。薬局は地域貢献というよりも、ガッツリ地域へ入る事で本来の役割を果たしていかなければならなくなった、ということなのですねぇ。

さらに在宅医療への対応です。医療との連携はもちろん、患者様の家族や地域の方々とのつながりがベースとなる地域密着型の取組として様々な角度から患者様をサポートしていかなければなりません。

同上資料。この時の資料では処方箋受取率は約7割。健康サポート薬局数は平成30年8月時点で1,089と発表している。

総合事業の中で行われる「地域ケア会議」に参加するなど、地域包括ケアへの参画が求められています。地域に入る事で、患者様の生活が見えてくるからそれを医療や介護と連携しましょうということですよね。(言うのは簡単、行うは難し。薬局さんはどこも考え、悩んでいますよね。)

地域戦略は必須

言わずもがなですが、「かかりつけ薬局」と言っているくらいですから、地域戦略は必須となります。ランチェスター戦略にもある、「地域を細分化し、重点エリアを設定し、1エリアごとにナンバー1になるまで攻める」というやつですね。

出店の時点で当然それをみすえているのですが、出店した後もこれを継続し続けなければなりません。重点エリアの選定基準は、弱者は勝ち易いエリア、強者は市場性のあるエリアということになります。

いずれにしても地域へ入っていかにファンを作れるか?になりますので立地や環境の次はツールや人材育成という話になる。そして継続は力なり

さらに

セルフメディケーションの推進のために、地域に密着した健康情報の拠点として積極的な役割を発揮できていくと、綺麗にコトが流れ始める。

コミュニケーション重視だから脳若は使える

当然ながら、脳若事業者にも薬局様が存在します。しっかり地域づくりをやっていらっしゃる。
福岡市のセジマ薬局さんは薬局としてのコンセプトを「やさしい薬局」とし、患者様との距離をより近くされようとしています。その施策としての「脳若」ですね。他県の脳若事業者の薬局様も同じように精力的に脳若で出前講座をやってます。

なんたって専門職の方々が様々な専門のお話を交えながらの楽しい「脳若」なので、かなり高いレベルでの講座になっているのではないでしょうか。参加しない手はないですよね。

薬学実習生も参加♥

専門職の話はやはり説得力がある

人が集まるコミュニティ、いわゆる「通いの場」なのです。

福岡市では夕方のテレビで定期的に脳若の紹介をやっていますので脳若の認知度も上がってきています。

テレビ視聴者やLINEで展開している脳若365からのお問合せも♥

地域づくりと薬局+脳若、しっかりと良い事例を作っていけますね。

脳若事業のお問合せはこちらから
https://nouwakastation.kaigo-yobo.com/contact/

この流れにのって、仲間を募集しています!

ありがとうございました。