シニアビジネス~個人客ファン作りの為に何をすべきか

三重県のお伊勢さんの近くで脳若ステーションが生まれましたのでアカデミー開催の為、出張してきました。こちらは立派な施設をお持ちで、生涯学習センターの指定管理業務も担っておられます。自施設では長年、職業訓練を行ってこられました。当時の「森首相がITをイット」と発言して話題になったあの時代の前から先進的に行動され「まなびの広場」として発展、パソコンを習いたい人を集めることから業態を少しずつ変化させながら、施設を有効利用したいということで「脳若」に可能性を感じられ、伊勢市で展開スタートします。社会福祉法人の副施設長をも兼任され、「三重県全体の福祉を考えたい」というパワフルさには頭が下がりました。

今後はいかに

専門職でない方でも「福祉」や「地域づくり」にスマートにかかわっていただく

というところがポイントだと考えていますので、その思いをしっかりと伝えてきました。これはこれからの地域づくりにおいて「生きがい・役割」に関わっていくところなのですから。

さて、帰りは名古屋から新幹線で移動なのですが、せっかく駅を通過するのでどこか脳若講座をやっているところはないかなと声掛けをさせてもらいました。大阪では大阪市の介護予防事業で行われている「なにわ元気塾」でお昼から「脳若」が行われているのですが、夕方の会議に間に合わないのでそちらは行けず。ちょうど午前中に大阪市城東区でやってるきらめき脳若ラボさんを見つけましたのでお邪魔しました。

こちらは完全に個人様向けの有料講座です。子供も高齢者も気軽に立ち寄れる空間を目指しておられるだけあって、素敵な空間でした。

有料でこのような講座に来られる方々というのはやはり前向きで”意識が高い”シニア層であり、この市場を今後「脳若」も狙っていきます。

シニアマーケティングって、あまり良いイメージのワードではないかもしれません。実際にシニアビジネスをやっていない人が軽い感じで使う言葉だったりすると余計にですね・・・。シニアマーケティングとは、シニア層をターゲットとした市場分析を指しますが、子育てなど教育費もかからず家のローンもない余裕のある高齢世帯はビジネスの視点からは見逃せない重要なターゲットといえるでしょう。ただし人生観、価値観、金銭感覚などは人によって異なり、多様化していますので難しい市場だといえるのは確かです。高齢リッチ層をターゲティングにした事業は誰でもが考える事だと思いますが、アッパーではない層に絞った地域コミュニティ事業などの多様なビジネスチャンスが生まれつつあります。

シニア向けのサービスの肝、まずは

「信用、信頼、安心」

です。これは、やはり大手さんのサービスは間違えないだろう、ということは大いにあると思います。だから小さな企業はニッチなところで入っていく必要がある。安心なサービスを提供できる人材育成しかありません。さらに、

継続してやり続けられる、ブレない方針がある

やはりこれが必要です。というか、これがなかったら信用してくれないですよね。人生の先輩である高齢者の特徴は「良いものを判断することが出来る眼力がある」ということ。また「経験上、世の中に必要な事は応援する」という後押しが脳若受講生にはあると思っていて、これは毎朝発信している脳若365(LINE@)のメッセージからも垣間見えます。これは底から湧き出る大きな力になると感じています。継続の力って威力を発揮するものだと実感。

さらに、自分のやっていることに自信と確信がもてる、このイメージが大事。

これまで、どんなに困難でも生きてきた道を肯定し、サクセスフルエイジングを静かに、強く生きる方々が集まる場所、というイメージ。いわゆる、

社会的知性

のある方がより上を目指して「脳若」を受講されるのだと思っています。コミュニケータは基本的な生活習慣をサポートし、脳と身体を身近で”寄り添う”覚悟が必要だと思っています。それが楽しい、信頼、継続に繋がります。

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