*************
光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2025年01月09日号 VOL.728
**************
何かを学ぶときの話。
一人で勉強することのメリットは、
・集中できる
・自分のペースで進められる
逆にデメリットは、
・意志力がないと続かない
・幅広い学習機会を逃している可能性がある
こんなところだろうか。
独学の成功率は2割程度と言われている。やはり、一人で学び続けるのは難しい。
グループ学習の可能性
では、グループ学習の良さとは何だろうか?
・画一的な「研修」ではなく、学ぶ内容を自分の志向で選べることが理想
・有志の「グループリーダー」がまとめ役になると、より学びが活性化する
たとえば、総合化学メーカーの旭化成では、2023年に新卒研修に集団学習を導入したそうだ。よくある「学び動画見放題」とは異なり、ゼミ形式でグループを作り、対話を通じて学び合うスタイルを採用している。
1年間運用した結果、社員の自発的な学習時間は前年の約3.5倍に増加。さらに、調査では「キャリアに対する不安」が軽減されたという。
地域づくりに活かせるか?
当社では、福祉の分野で地域コミュニティを促進する仕組みづくりに取り組んでいる。
コミュニティを作り、そこで自主的に学び、行動することを促進し、生きがいや健康につなげてもらうのが目的だ。
今回、旭化成の事例を知り、「グループ学習」という視点を改めて考えてみた。
みんなで集まって体操したりする活動を広めるだけではなく、
「おもしろい!」と思える場を作ることで、人が自然と集まるようなコミュニティをマネジメントできないか。
ただ、企業でも地域でも、「やらされ感」を払拭するのは至難の業。
どうすれば、人が主体的に関わりたくなる場を作れるのか?
この課題を深掘りしてみたい。
*****************