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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2026年1月1日号 VOL.773
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新しい年が明けた。
昨年、60歳の手習いで大学院生になった。そのおかげで「シニア割」と「学割」のどちらも使える権利を持っている。(還暦登山で宮之浦縦走をガイドに申し込む際、学割制度はあるか?と聞いたのが最初だったが、断られたのでまだ恩恵にあずかったことはない)
この歳になって学生証を持ち歩く異様さと、年齢を重ねた特権とを同時に噛み締め、学生証の写真を見ては母親に似てきたなと笑いつつ、新年を迎えている。
私の肩書きがカオスなら、家族の展開もまた急だ。 東京に住む息子がパパになった。それと同時に、まさかのフランスに親戚ができたのだ。
海を越えた遥か遠くの国が、突如として「身内」のいる場所へと変わる。地図上の遠い一点が、血の通った温かい場所に変わる瞬間。これは単なる家族の拡大ではない。私の意識における世界地図が、鮮やかに書き換えられた瞬間でもあった。
私の頭の中ではすでに、いつかフランスの石畳を歩き、その空気と文化を肌で感じながら、人生を謳歌している自分の姿がありありとイメージできている。美術館を巡り、あるいはアルプスの麓を歩いているかもしれない。それは単なる観光ではなく、拡張された私の人生の一部を確認する旅になるだろう。
SNSとは便利なもので、言葉はわからずともお互いの好きな写真や日頃の様子をアップすることで、なんだか通じ合っているところが面白い。
シニアで、学生で、おばあちゃんで、国際的な親戚持ち。還暦を過ぎてなお、私の人生はまるで急降下と急上昇を繰り返すジェットコースターのようだ。
このスリルと遠心力を楽しみながら、今年も全力で走り抜けたいと思う。振り落とされないよう、しっかりと手綱を握りながら。
人口減少、経済不安定と、暗いこと言われても前向くしかないし、どうやったって生きていける。
そんな騒がしくも愉快な私の旅路を、本年もどうか温かく、そして面白がって応援していただければ幸いである。
おわり。
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