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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに！
作者：光岡眞里 2018年2月28日号 VOL．419 配信先数：2582名
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イソップ物語『羊飼いと狼』の話は皆さんよくご存じだと思います
羊飼いの少年に何度も「狼が来た」と言われて惑わされた村人は、
いつしか「またか」と対応しなくなる。
ついには本当の非常事態だということがわからなくなり、
羊は狼に食べられてしまいます。
「うそをついてはいけない」ことを
子どもに伝える童話としてあまりにも有名ですね。
この話の視点を村人側に向けますと、
心理学や災害心理学、医療用語としても使われる
この言葉が浮上してきます。
「正常性バイアス（normalcy bias）」
自分にとって都合の悪い情報を無視したり、
過小評価したりしてしまう事で、
この物語では村人に対する「戒め」ともいえます。
数々の災害や事故などによっていくつもの「想定外」が生まれ、
「自分は、自分だけは大丈夫だ」となってしまう。
日頃から日常と非日常の切り替えに翻弄されず、
冷静に対応することが求められます。
これも一つのレジリエンス向上の為のトレーニングだと考えます。
毎日発信している「脳若365」では時々防災をテーマにしていま
「正常性バイアス」のような
人間の脳や心の特性を知っているのと知らないのでは
天と地の差がありますよね。
なるほどねぇ、
バイアスかかってるわぁ。
と冷静に自分のことを第3者のようにして見れると、
さらに興味深いものです。
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