【地域活性化ってなんだろう】2019/9/26 光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン

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光岡眞里の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞里 2019年9月19日号 VOL.448 配信先数:2599名
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「建て替わって27年経つ」
とフロントのおじいちゃんが教えてくれました。

今日は三重県の伊勢に来ています。
ちょうど二見浦の「夫婦岩」近くの旅館です。

宿に着いた時、入り口のところで車いすのおばあちゃんがお出迎え
「ようこそおいでなさいました」と笑顔でお辞儀をされました。

ここでは夕食を準備できないので歩いて行っていただくことになります。
今日はお休みも多く、ここ、か、ここ・・・歩いて20分ほどですね。

年の頃は50代半ばか・・・?
後継さんらしき方にマップで説明してもらいました。

建物や備品は古い。
お部屋もザ昭和。

減価償却はとうにすんでいるだろう。
しかし、もう建て替えたり新しい備品を揃えることはなさそう。

ホテルや旅館業の利益率の適正水準は、
「粗利高営業利益率」というので求めることができる。

粗利高営業利益率とは、粗利高(売上総利益)に占める営業利益金額の割合のことで、
この業界で儲かってるか儲かってないかを示す有効な経営指標のこと。

標準水準は10%(目標は20%程度)

ここで大事なのはこの利益率、必ず年計業績で計算するということ
月次では追わない。

そりゃそうですよね、
ホテルや旅館業の単月業績は、季節変動や特需変動によって大きく変化するからですね。

今日の旅館はすごーくさびれているけれど、
夏至の日(夫婦岩から朝日が昇る)や年末年始はお伊勢様の参拝客
今日とは違ってにぎわうはず。

それでも、次の跡継ぎ継承は・・・おそらく難しいのではないだろうか。
とはいえ、このまま、命と共に大事に大事に
この資産を守っていけば
十分ビジネスとしては成り立ちます。

目の前が海で、二見浦の夫婦岩から上がる朝日が見える。

このシチュエーションだけで十分、
お客様はこれからもずっときてくれる。
その価値があります。

「地方なので、変わらないものが好まれる」と地元の方はおっしゃる。

逆に新しいものは入りづらいともいえる。
地域を活性化するのに、条件としては手ごわいかもしれませんね。

それでもこれから出てくる若い人たちが
きっとこの地の雰囲気を視点を変えてにぎやかにしていくのでしょうね。

個の時代
個性の時代

世の中、何が当たるかわかりません。
爆発的に当たらないにしても
生き延びていく知恵はあるものだと思います。

長く細くでも。

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