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光岡眞理の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに！
作者：光岡眞理 2011年5月12日号 VOL．19 購読者： 533名
作者：光岡眞理 2011年5月12日号 VOL．19 購読者： 533名
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今日も元気にハツラツと！毎週木曜配信のメールマガジンです。
（転送はご自由にどうぞ。）
●こんにちは、光岡眞理です。
先日、母と一緒に福岡の糸島へ行きました。
もうずいぶん前から「時間ができたらでいいけん、連れて行ってほしい所がある」
と頼まれていました。
目的は、父の生みの親が入っていらっしゃるという仏さん参りです。
亡くなった父とは腹違いの妹がまだお元気で（89歳）その仏さんを祭っていらっしゃいます。
私がそこに行くのは、約40年ぶり・・・・。
母も20年以上その妹には会っておらず、山の中のその場所を探しあてるのに大変でした。
迷って、人に聞いても「あ～～平太さんちか、ここからすぐだが車じゃ行けん、
もう一ぺん通りまで出んしゃい」てなふうで・・・・ものすごい奥地です。
私も子供の頃、そこに行ったっきりですが、玄関というか、
牛小屋のある建物をくぐって行く入口あたりから、
鮮明に子供のころの記憶が蘇ってきました。
暗い牛小屋から牛の目が光り、その目がこっちをじっと睨んだ時の
恐怖感と不思議な感覚も一緒に蘇ります。
父の生みの母親というのは、綺麗な人だったと聞きましたが、
その時代で腹違いの子供を産んだ・・・・いろいろ事情はあったのでしょう。
父は生まれてすぐにもらわれたそうで、物陰から父の遊んでいる様子を
泣きながら見ていた様子はまるで映画のようだったと。（母談）
会ったこともない人なのに、その人の人生に少しだけ触れたような気がします。
どんな人生だったんだろう？後悔なく生きたんだろうか？
死んでいる人なのに、なんとなく自分の頭の中でまた生き返って、
死んだ世界の人と、生きている世界の人の区別がつかなくなる。
あの日はそういう日でした。
●「色即是空」という言葉があります。意味はよくわからない。
毎日毎日お金を稼ぐために、生活をする為に、生きていくために必死。
でも、この世のすべての物や事は「現象」だというんですね。
でも私は事業を成功させたい。
しかし母はいつも私に「現象にとらわれたらいかん！」
と叱咤します。
【始めなく 終わりもなきに わが心 生れ死すると思ふべからず】
縁によって命を授かったけど、存在しているのは実体ではなく
「空」だから、生き死にを気に掛けることはない。
【雨霰（あめあられ） 雪や氷とへだつれど とくれば同じ 谷川の水 】
あれこれ名前を付けて区別しても本質は一緒、ありのままを見よ。
そんなことを教えてくれました。
こういう言葉がこの糸島（志摩町）という場所だからよく耳に聞こえてきたのでしょう。
時間があれば必ず夫婦岩へ行き、潮風にあたって
今の自分をしっかりと見極めることを、若い時からしてきました。
最近は毎日がものすごいスピードで過ぎ、
「生き急いでいる」とよく人に言われますが、やりたい事をさせてもらっている今、
「今日だけ、今だけが成長できる時で、学べる時やんか？」
と思えば、たとえ現象にとらわれたたままの自分でも、存分に生きたいと願う。
与える事と、受け取ることの本質を知り、思いっきり生きれば、死ぬのも怖くない。
人生は一度きり。今しかない。
いや～今回は変な感じですね。
まだまだ人生わかってない。ということだけはわかっています。
第19号は以上。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。感謝。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。感謝。
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