<三重県名張市>小規模多機能型居宅介護施設「ファボール鴇」さん訪問日記 ①

「要介護4の方でも脳若できますよ」
中山登貴代表がきっぱり言われたのには、正直驚きました。

【脳若はじめて、施設の雰囲気、変わりました】

中山代表は施設内で行うプログラムでもっと楽しいものはないか?と探していたところにネット検索で「脳若トレーニング」を見つけ、すぐに導入事例セミナーに行かれたそうです。
最初は、「飽きないプログラムがこんだけあるからいいか!」くらいの気持ちだったと。

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以下、中山代表談
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「脳若」って、介護職の考え方の幅を広げてくれる不思議なものなんですよ。
これは、やってみないとわかりませんよ。
例えば、介護職の者って「この方は要介護だからこれは出来てこれは出来ないだろうな」、と最初からイメージしがちなんです。
脳若やるでしょ、そうすると「えっ!そうなの?」っていう、その方の「生活歴」がすごく見えてくるんですよ。
コミュニケーションが対等になるようにカリキュラムが作ってあるからなんですよ!
私も始めてからそれに気づきました。

驚きました、光岡さん、それわかっていてこれ作ったの?(笑)

回想法ひとつとっても、今までやっていた回想法と内容は全く違うものになります。
こちらも知らない事ばかりがカリキュラムに出てきてて、一緒になって驚いたり、勉強になったりする。
こちらのテーブルに座ってある認知症重度の男性、本来なら別のテーブルに座っていただくことになるんですよ、でもね、このプログラム、参加できるんです。家では全く喋らないというのにこの時間はどんどん喋る。

すごいのよ。びっくりですよ。

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ファボール鴇 中山登貴代表

きっと私が介護職でもなければ医療の関係者でもないからこういうの作れたと思うんです。
今回の訪問は私の方が勉強になったし、逆に元気もらえました。
これからも、地域でボランティアさんをもっともっと募って、田園の中の鴇のように、お年寄りも最後まで地域の中で生きていけるまちづくりをしていかれるのだと思います。