高齢化率43%越え、まったなし。
当社は「脳若ステーション」という教材と人材育成の仕組みをパッケージにしたサービスをライセンス事業として全国展開していますが、主に契約先は一般の事業者様です。
フランチャイズではありませんので、このツールをどう使うか?は事業者によって違います。
「地域おこし協力隊」など、行政と近い団体様が活用される事例もありますが、行政自身がこの仕組みを取り入れているところは全国でも鹿児島県の錦江町のみです。大隅半島西部に位置する人口8000人ほどの町。今回は町をあげての脳若事業を行っている錦江町の事例をご紹介します。
12月に出版した「脳若」本にも掲載されているとおり、この町の高齢化率は県下2位。(43%越え)陸の孤島と言われ、鹿児島中央駅から船で行くという場所なのですが、とても魅力的な町です。
1月末、町の社会福祉大会にて講演させていただくことになりました。
サロン活動の報告では「脳若トレーニング」の言葉が何度も聞かれました。町では少しずつ「脳若」がなじんできているという実感を持つ事ができて、嬉しかったです。
町の事業として「脳若」をやるのですから私もそのゆく末は気になります。しかもこの高齢化率ですから、待ったなしです。
町をあげての脳若事業
錦江町では、保健福祉課内に席を置く包括支援センターがメインで脳若事業を行っています。脳若の認定を取得したトレーナーは6名。包括支援センター、社会福祉協議会、保健師、事務職員というメンバーです。
ようやく、サロンでの脳若教室が開催されるようになり今後はこれをどう広げていくか、人材育成をどのように進めていくかがカギとなってきます。
錦江町では平成28年の総合戦略『MIRAI』づくりプロジェクトとして様々な施策が打ち出されていますが、その中の新規提言として、(一部抜粋)
健康寿命に拘わった一般高齢者への『心の活性化』づくりと社会参画促進
↓
脳若トレーニングによる多目的事業化支援(先端技術を駆使した認知症対策として脳若トレーニングを活用し地域と一体となった認知症予防)
と明文化されています。
当然その中には
- 地域の社会資源の整理
- 担い手の育成
- 自然な形で世代間交流が生まれる仕掛けづくり
- サロン支援者としての参画
などが掲げられています。
これを実現していく為に、どう行動していくか?KPIも明確に掲げられているのです。
どう実行していくか?
私の講演の中でも出てきますが、
・夢を描いて明確にイメージする事
・イメージした目標に向かって今何が出来るか年、月、週、時間で逆算していくこと
これが大事なんだけど、なかなか実現するのは至難の業です。企業も同じです。キツイですし、途中で萎えてしまう。
講演の翌日はその日のうちに博多へ戻れば良いということで、お休みのところ担当者に集まってもらってワークショップを行いました。
サロンをあと20カ所増やしたい!
さらに広域サロンを立ち上げたい!
脳若の人材をもっと育てたい!
自分たちの思いだけではなく、住民の方の協力なしではできない事です。
これは時間がかかりますが避けては通れない。おそらくどの自治体も同じではないでしょうか?
これを実現するためのツールと活用の仕方を提案することができるのは、当社の強みだと思っています。
しっかりと見守っていきたいです。
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2月17日(東京)2月18日(大阪)
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