「あきらめて得るもの・・・明徳を明らかにするに在り」11/06/16 光岡眞理の「あゆみ」メールマガジン

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光岡眞理の「あゆみ」メールマガジン今日も元気にパワフルに!
作者:光岡眞理 2011年6月16日号 VOL.24 購読者: 578名

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今日も元気にハツラツと!毎週木曜配信のメールマガジンです。
(転送はご自由にどうぞ。)

●こんにちは、光岡眞理です。

 大正生まれの母は独身時代に洋裁を勉強し、

技術を習得して洋裁学校を開いていました。
女学校時代は修学旅行もちゃんと行けて、幸せな娘時代だったようです。
祖母が制服の内側に、何かあった時の為にと、
お札を入れた袋を縫い付けていたほどの商家のお嬢様で、
家にはおかかえ運転手もいたとか。
ついでに、妾を3人同じ家で食べさせていたという、
今ではありえない話も聞きました。
そして祖父と兄にかわいがられ、長い独身時代をへて
40代前半、一番輝いている時だったのでしょう、
父と出会って結婚しました。
当時ではかなり遅い結婚です。
「結婚は人生の墓場」と粋がって働いていた
今時のキャリアウーマンだったようです。
その後、父が倒れ生活していくために洋裁を辞めなければならなくなりました。
洋裁用の大きな広い机とミシン、マネキン、が家の二階の部屋に置いてあり、
夜遅くまでミシンをかけていた、母の後ろ姿を思い出します。
母の傍らで、型紙の裏にお絵かきして遊んだり、
余り布でいろんなものを作って遊びました。
「辞めないかんね、仕方がないね」
その机にしがみついたように泣いている姿は、
小さいながら衝撃的で、心に焼き付いています。
人には何かをあきらめなくてはならない事ってあるのでしょうね。
食べるため、子供を育てるため・・・
女は特にあきらめなければならない事が多かったのだと思います。
(母は私達姉妹を育てあげ、今は心から幸せだと言っています)
 古典「大学」のなかに出てくる一文に
「大学の道は、明徳を明らかにするに在り」
というのがあります。
人間には生まれながらにして徳性が授けられており、
素直な心でこの天から与えられている徳性を
発揮していく事が人の「つとめ」。
その「つとめ」を果たすか、果たさないかは自分の意志なのか?
流れのままなのか?
 徳には見える徳と見えない徳がある。
見えない徳は、木で言ったら根っこで、一番大事な役割を持っているのですが、
その「根」次第で幹や枝や葉、花が表に現れるというわけです。
さて、根っこの部分はもう今更どうにもできないのですが、
大地に根っこをしっかりと伸ばして、美しい花を咲かせたい!
たとえ咲かない花でも、悠々とした枝ぶりで根をはってみたいと思います。
雲がよぎったら、
じっと光が差してくるまで待つ。
時が熟すまで。
第24号は以上。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。感謝。

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