【二人の息子たちへ】子育ては最後までわからないもの

先日、東京で息子に逢いました。最初ドタキャンされて、その次の日ならということでほんの1時間くらいかな。お互いお酒も飲まず、ご飯食べながら会話だけ。

彼の職種がよくわからなかったのですが、今回会って初めて「撮影監督」だということが判明。「今日の19時に公開になるKing Gnuの”どろん”を撮ったんだよね」と言われ、最後の赤い文字のテロップに自分の名前が載っているといわれてすぐに見てみた。「へぇ、すごいじゃん。小さすぎて読めんけど・・・」

昨年から、このKing Gnuというのを撮ってるというのは知ってて、最初は読み方もわかんなかったんですが、昨年末の紅白歌合戦に出たあたりから、若い子に人気だったんだ~とじわじわ。この「白日」のアングルはヒョウゴらしいなと当時は思いましたが、プロの世界でどのくらいいけるかなんて、実力以前に「運」だよなと。

私が彼の作品で一番「こりゃ凄いわ」と思ったのはニコンのやつです。さっき、もしやと思ってググってみたら、出てきたわ。こんなこと喋ってた。

映像ディレクター、撮影監督によるスペシャルトーク
徳平弘一 × 光岡兵庫

この中で話がでている「最初は板前だった」や「雑誌の編集部」の話のあたりは、思い出してみるだけでもインパクトあるシーンが蘇る。私が家を出て、2人でスーツケースの上に食事を置いて食べた日々は今でも忘れられないし、この時期は2人の人生の転換期だったといえる。だからかな、私も彼の代表作であるこのニコンの映像がやはり一番好きなのだ。この作品にはお互いの人生が被っていると思う。

ブタペストってどこ?と思ってたけど、この写真を見る限り、楽しくやったんだなって思うし、彼はラッキーな人に恵まれ、一緒にラッキーになっているんだ。

このブログは私が死んだ後も残るとして綴っておこうと思ってて、私の二人の息子には「いつも想っている」ことをここに記す。

大好きなママより
(リョウスケの誕生日に海で過ごした日、私から離れないヒョウゴ)

おわり。