広告費10円で13年通っていただくVIP獲得モデル【ウーチングでノウハウを流す】

固定費のかからない無借金(小規模)経営

「教室」というコミュニティにシニア層を集めて継続して通っていただくというビジネスモデルは、「衝動買い」を誘うキャッチや広告宣伝をほとんど必要としません。逆に何が必要かというと、「講師の魅力」と「場の心地よさ」ということになろうかと思います。当然、そのベースには安心・安全・信頼というものがあるのが前提です。私がパソコン教室の講師を育成していた頃は受講生と初めて出会う「初回」次第だよとよく言っていました。「皆さんはじめまして、講師の○○です」の第一印象で決まると。これはなんの教室でも同じですよね。先生が良いと続く。「脳若」はコミュニケーションツールですからまさに肝の部分です。

主婦で立ち上げたパソコン教室の特徴は極力経費をかけない以下3点でした。

【1】広告費は最初の1回のみ
【2】備品はその都度買い足し(借金しない)
【3】箱を持たない

私の場合、当時近所の公民館での教室開催は回覧板で回してもらえましたので、近くのコンビニで83世帯分を1枚10円でコピーしました。教室が立ち上がると口コミで増えたり、逆に少なくなったりしますが「あの場所でいつもやってる」という印象はとても大事で、当然開催する側も根気がいります。でも固定費がかからないから出来ることなのです。

パソコンやプリンター、iPadなどの備品はその都度買い足ししました。「試して大丈夫ならステップアップ、また試す。」この繰り返しです。毎回工夫が必要で「飽きずに、楽しみにして受講いただく」というのがルーチンになるのを目指していくわけです。「先生、死ぬまで通うね」という言葉をもらえたら、その方と一生のお付き合いが始まります。

この「場」については必ずしも、「箱」を持っていなければならないという事はなく、出前教室でも十分にその役目を果たします。スモールビジネスであればあるほど、固定費はかけられない。

現在の「脳若」はこの部分は顕著に引き継いでいます。コミュニケータと呼ばれる講師はこのセットを持ち回りで会場を渡り歩きます。パワフルですし、イキイキしています。受講生に元気をもらいながらやってる感じ。

スーツケースにこれだけの備品を詰め、講師は出前講座に出かける。サムライトのスーツケースは7個。

最初にこのスモールビジネスのコピーをたくさん作っていきました。後に、これをビジネス用語では「仮説の現実性を確かめる」または少しだけ試すという「ウーチング」であることを知りました。

私のような子育て中の主婦がちょっと試してみるのには絶好のハシゴであったと思います。(ハシゴに登ってちょっとだけ様子をみる、ダメなら様子を見るし、やれそうなら一気にいけるから)

これからのシニア層は「何を価値として」対価を払うか?

団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え、世の中は様々な切り口からサービスを生み出そうとしています。医療・介護は保険外事業で、生命保険会社や自動車会社、旅行会社などもシニア層の預貯金を狙って色々と手をうってきている。

団塊ジュニアから下はどうかというと、将来の年金は当てにならないということで、とにかく必死に働き、教育費にも追われながら「自分の親については少しでも長く元気でいてほしい、(介護になったら大変だ)」といった強い願望がある。

女性の社会進出も「女性活躍推進法」などのおかげで私の主婦時代よりも随分と働きやすくなってきています。家事や子育ての分担も当たり前の世の中になりつつあるようです。

しかも親世代は子世代にはなるべく迷惑をかけたくないし、子育てが片付けば、まだまだこれから自分たちの人生を謳歌したいと、ものすごいパワーで色んな事にチャレンジする人が増えてきました。(私もその一人ですな)

家族という形態でみれば「おひとり様」がなんと多い事か。最近話題になった橋田壽賀子さんが「安楽死で死なせてください」と言った気持ちもわからなくはないですが、「人様に迷惑をかけたくない」という気持ちは家族がいても、そうでなくても強く出るものです。

例えば、月に3万円の自由につかえるお金があったとしたら、シニアは何に対して対価を払うでしょうか?これまでの経験や失敗から学習もしていますから、おそらく賢い買い物をすると思います。その「賢い」というのも、自分が認める「価値」に対して(自分の尺度で)商品を購入しますから、人それぞれ全くちがう色の「価値」なわけです。

スーパーで1円でも安い卵を買うけれど、夢のような豪華客船に乗り込みダンスパーティを楽しむことが何より楽しみ、みたいな感じです。価値のあり方はその人によって180度違って押しつけできないということだと思います。

ただ、心身ともに、ある程度「健康」であることが前提です。サクセスフルエイジングの3つの条件の一つですね。

健康という「価値」は最も大事ではありますが、なかなか形に表せない、難しいサービスであると思います。

いつも講演で使うスライド。これを目指します。

一つのことだけでない混合ビジネスがいける!?

ランチェスター経営は少しだけかじりましたが、要は「深く穴を掘れ」ということだと自分なりに理解しています。ただ、ことシニア向けビジネスに関しては一つの事だけでサービスアピールというのは非常に難しいと感じます。色んなものとコラボした方が面白い。

「脳若」のサービス形態の流れは、集合形式の講座からコミュニティで行う形態、さらに家族などテーブル一つ囲む少人数形式、そして個人。こんな流れでサービスを作り出しています。

サービスのロードマップだが、個人サービスが目的の最終地点ではない

このサービスの形態をいろんなシチュエーションで使ってもらえるよう作りこみをしてきましたが、目的は「コミュニティ」の中の「人」の繋がりです。あまりにも基本的な事ですが。当たり前のことをやりましょうよと言っています。

さらにこれならお金を出しても良いというサービスを作りたい。まだ時間かかるかもしれないけど早道はないと思う。おそらく本当の意味で賢いシニアからこちらを向いてくれるから、ターゲットはそこだ。当然、裕福であるとは限らない。例えば極端な話、「子供に携帯電話は持たせるけど給食費は払わない親」みたいな層はアウトオブ眼中!で、将来をしっかりと見据えることの出来る人=スマートシニア、が最初のお客様だ。今、脳若に通っていただいているシニア層が、まさしくそうだから。

今年中には明確にする個人向けサービスですが、まずは「ウーチング」からです。今までやってきたように少しだけ試しながら、ハシゴを登って、選択肢を広げていきたいと思います。

それをさらにライセンス先様で実装していただきます。

私どもはフランチャイズチェーンではありませんので加盟料やインセンティブをいただくことはありません。ライセンス先様も同じように「ウーチング」ができる金額設定だと私は思っています。

私どもで仮定したもの、ウーチングしたノウハウをアレンジ可能なシンプルな形にしてご自分の事業に応用していただきます。どう使うか?ご支援するのが私の役目です。

*************

詳しくはセミナーでお会いしましょう。
年内12月が最後です→セミナー詳細