地域づくりとしての介護予防・生活支援が発せられてから3年ほど経ったんですかね。
あ、正式に言うと「介護予防・日常生活支援総合事業」というやつです。
これね→介護予防・日常生活支援総合事業の
基本的な考え方(厚労省)
最初は第1層ってなに?2層って?協議体って何なん?
というところからで、
巷では要支援1・2がなくなって・・・
国は自治体に全部投げるらしい
なんていうことをささやかれていましたかね。
今となっては「要介護1と2」も・・・ウワサがね。(だろうとは思いますが)
運よく、F県K町では平成26年の12月から「サポーター養成講座」をやろう!
という声掛けをさせてもらい、平成27年の上記総合事業へすんなり移行できたのをそばで見ていられたのは私にとってものすごい財産になったわけです。その折からライセンス先様とは情報を共有してきた。頭が(?_?)でもいいから情報は流し続けたんですね。
「脳若トレーニングの卒業生が社会参加はじめた」
これが学会でも発表させてもらった、最初の一つの形でした。発表スライドはこちら。→第5回日本認知症予防学会発表
最初のサポーター養成講座なんて、ほんと、手探り状態ですよ。
地域に入ってみると町でこれまで活動してきた色んな団体さんがいらっしゃって、やっぱりどの団体さんも自分のところだけで完結している。(失礼しました、でもそんなのいっぱい。あるあるでしょ?自己満足で止まってて次の成長がない、みたいな あ、ほんとに失礼、ごめん)
「あんた一体どこの誰?」みたいな感じから、
「こういう制度作って何になるの?」になり
「あんたの言ってることはわかる」・・・
「こういうの必要だと思う」・・・
で、先日のボランティア研修会、100名規模で集まったのですが
「あんたの話をまた聞きたかった」
「活動は地味でもおかげで続けられているよ」
「あなたに会いに来た」
「いつも指針をしめしてくれるから元気が出る」
まぁ誉め言葉しか私の耳には入ってきませんからねぇ。
ポジティブシンキングでないとこんなことはやってられない。(笑)
やっと人が動き始めて、こういう声にかわってくるまで、どれだけ時間をかけてきたかというと、はっきり言って私自身はそうでもないんですよ。
ヒアリング、研修、行政との打合せ
これが基本で、あとは
やって試して
やり方かえてこの人は協力してくれる
と思ったら伝える努力を辞めない事です。
さあ、私どもがこれまでやってきたことの集大成が一つのメニューとして出来上がりました。
この資料もしょっちゅう更新しています。
だって実行していることが沢山あるんだもの。
まずは「やらせてくれ」から始まり、うまく行く感覚があれば来年度の計画に入れてもらう。
この繰り返しをこの町でずっとやってきた。
先日、他の自治体から問合せがあった。
「行政の勉強会でK町の報告を聞いた。すぐ話を聞きたいので来てくれ」
話を伺うと、
「うちは完全に出遅れている」「まだ何もできていない」「丸投げはいやだ」
丸投げ?うちは丸投げする先ではありませんよ、
SC含む住民が自主的にできるよう、道筋をつけ、ツールを提供するんです。
ツールは決まってますけど、それをどう使うかは行政によって違うんですよ。
(それを決めるのがあなた)w?
啓蒙だけじゃもうだめでしょ。
住民の方はもはや、
じゃ、具体的に何をやるの?
というところまで来ていますよ。
その「何を?」を提供するんです。
「考え方」だけじゃ「継続」しないんですよ。
はい、その通り。とだいたい皆さんうなずいて頂けます。
で、あとはやるか、やらないか?
ですね。
結果?すぐ出るわけないでしょ。(単年度で、とか思ってないでね。でも、やり始めないといつまでたっても状況は変わりませんよ。舟をこぐのと同じ!漕ぎださないと着かないでしょ)
自治体に関してはこんな感じです。
こればっかりが私の仕事じゃないので・・・・
ちょうど、今、来年度の事考えてる自治体さん多いんで
今の気持ち、状況をしるしておきます。